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2025.12.11 イベント
NEC様 × 秩父市 地域防災をテーマとしたワーケーション実施レポート
■ 港区補助金事業を活用したNEC様とのマッチング
この度、港区の「港区連携自治体ワーケーション促進事業」制度を活用し、NEC様と秩父市とのマッチングが実現しました。
企業と地域が新たな形でつながるきっかけとして、本制度を活用したワーケーションが秩父で行われるのは大変意義深い取り組みです。
今回のワーケーションは、NEC様の防災関連部署を中心に、地域の防災・インフラ・森林資源に関する視察や意見交換を目的として実施されました。
■ 事前打ち合わせを経て、秩父ならではのプログラムを設計
実施にあたり、NEC様と秩父市、そして当施設との間で事前打ち合わせを重ね、
「防災」「水資源管理」「森林環境」というテーマを中心にした3日間のプログラムを構築しました。
秩父市がもつ自然資源と、NEC様が取り組まれている技術テーマが結びつくよう調整し、行政ワーケーションとして価値のある滞在となるよう企画しました。
ワーケーションを全力でサポートします!
■ 3日間の滞在レポート
● 1日目:秩父市との意見交換会
初日は、秩父市役所との意見交換からスタート。
地域の防災やまちづくりについて活発な対話が行われました。
施設に戻ってからは、NEC様の皆様が持参された案件や日常業務に取り組むワークタイムも設定。
地域交流と業務の両立が叶う、ワーケーションならではの1日となりました。
初日の秩父市との意見交換
● 2日目:ダム視察による水資源・防災の学び
2日目は、秩父地域のダム施設を訪問。
水資源管理や災害対策について現地職員の方から説明を受け、現場での理解が深まりました。
視察後は施設に戻り、チームごとのミーティングや通常業務の時間を確保。
ダムでの説明を聞く様子
● 3日目:林業視察 + 秩父市様との最終ディスカッション
最終日はまず、森林資源をテーマに林業の現場を視察。
森林保全と防災の関係性に加え、山林維持の現状や課題など、現地で得られる多くの学びがありました。
午後には秩父市様との最終ディスカッションを実施。
3日間の視察を通して見えてきた地域課題や可能性、NEC様が貢献できる領域について意見交換が行われ、
今後の連携に向けて大変有意義な時間となりました。
台風19号で被害を受けた現場へ
ウッディ小池様から林業現場の説明を聞く様子
3日間を通して最終意見交換
■3日間を通して

■ NEC様からいただいたご提案(概要)
今回のワーケーションを通じ、NEC様より「観光」「ワーク」「防災」の3つの観点から、秩父市の魅力と今後の可能性についてご提案をいただきました。
観光面では、 日帰り利用が多い秩父において、宿泊につながる体験づくりが重要であるとの示唆をいただきました。特に、秩父のお酒を活かした宿泊体験や、雲海など早朝の魅力を発信することで、滞在価値向上が期待できます。
ワーク面では、 秩父市はワーケーションに適した環境であるとの評価をいただき、市内のワークスペース情報発信や、ワーケーション参加者向けの特典づくりなど、利用者が働きやすいまちづくりに向けた提案をいただきました。
防災面では、 災害リスクが比較的低い秩父は、移住や企業誘致の面でも魅力が高く、今後の防災産業の拡大や訓練プログラムの整備など、地域の強みを活かした発展が可能であるとの意見をいただきました。
これらのご提案は、秩父市の未来づくりに向けて非常に示唆に富むものであり、関係者一同、大変貴重な学びとなりました。
■ 今後に向けて
3日間のワーケーションを通じ、NEC様と秩父市、そして地域関係者とのつながりが一層深まりました。
業務とフィールドワークを両立できるプログラムは、行政ワーケーションの新しいモデルとして大きな可能性を感じています。
今後も秩父をフィールドとし、NEC様との継続的な連携や、新たなプロジェクト創出につなげていければと考えております。
秩父での経験が皆さまの業務や研究にとって価値あるものとなることを願い、本ワーケーションのレポートを締めくくります。
企業・自治体の皆さまへ——ワーケーションのご相談承ります

今回のNEC様とのワーケーションを通じて、地域と企業が協働する新しい形の学びや交流が生まれました。当施設では、こうした行政ワーケーションだけでなく、企業研修型、チームビルディング型、個人の集中ワーク型など、さまざまな目的に合わせたワーケーションの企画・受け入れを行っております。
秩父は、豊かな自然環境と市街地の利便性が共存するエリアであり、
防災・林業・水資源をテーマにした「行政・社会課題系ワーケーション」
自然を楽しみながらの「チームビルディングワーケーション」
仕事とリフレッシュを両立する「個人向けワーク滞在」
企業の課題解決と地域の知見を掛け合わせる「地域協働型ワーケーション」
など、多様なプログラムが実施可能です。
「こんなテーマで実施できる?」「この規模で受け入れ可能?」などのご相談も随時承っております。
企画段階から、地域の調整・プログラム設計・宿泊手配までサポートいたしますので、ぜひお気軽にお問合せください。
秩父が、貴社にとって新しい学びと気づきの生まれるフィールドとなることを願っております。
お問合せ先
えらべるしごと場 秩父 de work
☎ 0494-26-5901
✉ eraberu.shigotoba@iop-g.com
担当 守屋・小林
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